今日は思いがけない発見があった。
もともとはドローンの話をしていた。
Matrice 4T、サーマルカメラ、橋梁点検、AI会話型ドローン……。
そんな未来の話をしているうちに、ふと気付いた。
私が本当に欲しいものは何だろう?
ドローンだろうか。
サーマルカメラだろうか。
いや、違う。
私が欲しかったのは「戦略的パートナー」だった。
現場では、自分で考え、自分で判断し、自分で責任を負うべきと思ってはいた。だが
もし隣に相談できる相手がいたらどうだろう。
もしセンサーから得た情報を整理し、意見を返してくれる存在がいたらどうだろう。
それが私の考える「NOX」なのだと気付いた。
すると不思議なことに、今まで巨大で漠然としていた「AI会話型ドローン」が急に具体的になった。
最初から飛ばなくていい。
最初からサーマルカメラも要らない。
まずは人を検知して挨拶するだけでいい。
そこで生まれたのが、
e-NOX Mk1
という考え方だ。
構成は驚くほど単純である。
人感センサー
↓
ESP32
↓
AI
↓
音声応答
人が近付くと、
「こんにちは」
と話しかける。
ただそれだけ。
しかし、それは間違いなくNOXの最初の一歩だ。
これまでの私は、勢いで未来へ飛び過ぎることが多かった。
面白いと思ったら、一気に完成形まで想像してしまう。
その結果、途中の工程を飛ばして躓くことも少なくなかった。
今回学んだのは、
「夢を小さくする」のではなく、
「夢を分解する」
という考え方だ。
AI会話型ドローンを目指すなら、
まずは人感センサーで挨拶する箱を作る。
それがe-NOX Mk1である。
そして驚いたことに、そのための部品は数千円で揃う。
ESP32スターターキット。
HC-SR501人感センサー。
その昔、赤外線LEDボードを作った記憶が蘇った。
今は指先の感覚も正直衰えているし電子工作から遠ざかって久しいが、原点はそこだったかもしれない。
いつも通り勢いで注文してしまったが、今回は今までとは少し違う。
これは単なる買い物ではない。
e-NOX Mk1の着工である。
数年後に振り返ったとき、
Matrice 4Tを調べていた日よりも、
ESP32を注文した今日の方が重要な日だったと思うかもしれない。
まずはLEDを光らせる。
それが最初の目標だ。
そしてその先に、
私の伴走者NOXがいるのだろう。


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